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カプセル内視鏡
当クリニックの院長はこのカプセル内視鏡の開発研究初期メンバーの一人です。大阪府下においてクリニックで一番早くに導入しました。
カプセル内視鏡とは?
カプセル内視鏡は、長さ26mm、幅11mmの超小型カメラを内蔵したカプセルを飲み込むことで行う小腸と大腸の内視鏡検査です。このカプセルは、ビタミン剤のように簡単に口から摂取できます。
カプセル内視鏡検査の4つメリット
飲むだけの小腸内視鏡検査
苦痛が少ない
カプセル内視鏡検査は飲むだけなので、患者様にとって苦痛が少なく簡単です。
日常生活の継続
検査中も歩行が可能で、日常生活に支障がありません。
安全な検査
安静を必要とせず、感染のリスクもありません。
保険の適用が可能
カプセル内視鏡検査は保険の適用が可能です。
カプセル内視鏡検査はどのような検査?
カプセルは消化管を通過しながら小腸や大腸の画像を撮影し、これらの画像は記録装置に転送されます。撮影された画像に基づき、小腸や大腸の診断がおこなわれます。この検査により、原因不明の消化管出血の原因究明や早期診断、早期治療が可能となります。
カプセル内視鏡検査当日の流れ
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前日の準備
検査前日は消化の良い食事を午後9時までに取り、その後は飲食を控えてください。また、喫煙は検査24時間前から控える必要があります。
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検査開始
検査当日、患者様はカプセル内視鏡から送られてくる画像データを受け取るアンテナを腹部に貼り付け、記録装置をベルトで腰に装着します。その後、カプセル内視鏡を水で飲み込みます。カプセルを飲んだ後は、職場や家庭に戻ることができます。
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検査終了
検査は約12時間後に終了し、病院に戻ってアンテナと記録装置を返却します。カプセルは自然に排便と共に体外に排出されます。
カプセル内視鏡検査はどんな時に受ける?
カプセル内視鏡検査は、次の疾患が疑われる場合に使用されます。
小腸疾患が疑われる場合
消化管の狭窄(狭くなっている部分)や狭小化(細くなっている部分)がある、またはその疑いがある場合には、パテンシーカプセル(消化管の通過能力を確認するカプセル)を使用します。
原因不明の消化管出血を伴う場合
カプセル内視鏡の使用前に上部及び下部の消化管検査(内視鏡検査を含む)をおこないます。
当クリニックで
は特にクローン病
の経過観察のために
カプセル内視鏡検査を
使用しています
カプセル内視鏡検査を受けることができない人は?
次の条件に該当する方はカプセル内視鏡検査を受けることができません。
消化管の閉塞や狭孔が疑われる場合
腹部X線検査、超音波検査、病歴や手術歴、臨床所見から消化管の閉塞や狭孔が既知、または疑われる場合。
消化管狭窄が既知の場合
カプセル内視鏡が消化管内で滞留する可能性がある場合。
心臓ペースメーカーや他の電気医療機器を埋め込んでいる場合
これらの機器がある場合、カプセル内視鏡は使用できません。
嚥下障害のある場合
カプセルを飲み込むことができない場合などです。
パテンシーカプセル使用時の硫酸バリウムに対する過敏症の既往歴がある場合
硫酸バリウムを含むパテンシーカプセルで消化管の通過性を評価することができない場合です。