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胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)
当クリニックでの取り組みについて
当クリニックでは、患者様の安全と利便性を考慮し、
内視鏡検査をすべて予約制で行っています。
特に胃カメラ検査では、食道、胃、十二指腸の潰瘍や炎症、腫瘍、ポリープなどを診断するために実施され、必要に応じて病変の一部を採取して顕微鏡で細胞を確認する生検が行われます。
忙しい日常生活を送る方々にも、柔軟に検査をご提供
次の項目に該当する方は電話での予約後、検査当日のみの来院で検査が可能です
- 60歳以下で働いている方
- 心臓の病気がない方
- 血液の流れを良くするお薬を服用していない、または中止できる方
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)とは?
胃カメラ検査、正式には「上部消化管内視鏡検査」と呼ばれ、食道、胃、十二指腸の内部を直接観察する検査です。場合によっては麻酔を施した後、鼻か口から内視鏡を挿入してこれらの器官を詳細にチェックします。胃カメラ検査は、バリウム検査と異なり、粘膜の状態や微細な異常も発見できるため、早期のガンや潰瘍、ポリープの発見に非常に有効です。
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)で早期発見に有効な病気
- 胃ガン、食道ガン、十二指腸ガン
- ヘリコバクター・ピロリ菌感染症
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍
- 胃炎、胃ポリープ
- 胃アニサキス感染症
- 逆流性食道炎
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)はがんの早期発見が可能
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)は胃がんの死亡率を著しく減少させることが科学的に証明されています。日本では胃がんが3番目に多いがんであり、死亡率も高いですが、ピロリ菌の検査や治療技術の向上により、死亡率は減少しています。定期的な胃カメラ検査は、早期の胃がんを発見し、死亡率を47%も減少させる効果があると報告されています。
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)の方法は?
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)には経口と経鼻の2つの方法があります。
内視鏡検査は鼻から(経鼻)のほうが苦痛は軽減
経鼻内視鏡は、舌の奥を刺激せずに済むため、嘔吐反射が起こりにくいという利点があります。一方で、経口内視鏡は、鼻腔が狭い方や特定の鼻の疾患がある方に適しています。近年、カメラの技術進歩により、内視鏡の画質も向上し、より高精度の診断が可能になっています。当クリニックでは不快感が少なく、細いスコープを使用して経鼻内視鏡検査を積極的におこなっております。ただし、鼻腔が狭い場合や特定の鼻の病気がある場合には経口内視鏡検査をおこないます。
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)の流れと準備について
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事前準備
検査の前日には、20時までに消化の良い食事を摂取してください。
その後は検査が終了するまで絶食となります。
ただし、お水やお茶に限る水分補給は許可されています。
普段から就寝前に薬を服用されている方は、いつものようにお飲みください。
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検査当日
朝食・昼食は摂らず、絶食になります。水分補給は、検査2時間前までお水のみ可能となります。
その後検査までの間は、うがい等、のどをうるおす程度にしてください。
通常、検査は数分で終了しますが、組織の採取などが必要な場合はそれに応じて時間がかかることがあります。
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検査後
30分程度、リカバリー室で休憩をしていただき、検査結果を聞いてからのご帰宅となります。
麻酔薬を使用した場合はその日の運転などはお避けください。
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)のメリット・デメリット
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)は、胃の健康状態を詳細に知るための非常に有効な検査ですが、そのメリット・デメリットを理解した上で受診することが大切です。定期的な検査により、胃がんなどの深刻な病気の早期発見と治療が可能になります。
メリット
- 粘膜の細かい異常や色の変化を直接観察できる
- 1mm程度の小さな病変も発見可能
- 食道ガンの早期発見が容易
- 気になる部位の組織を採取し、即時の病理検査が可能
- 小さなガンや出血の早期治療が可能
デメリット
- バリウム検査に比べて費用が高い傾向
- 胃の全体像を把握するには不向き
- 麻酔薬によるアレルギー反応のリスク
- 人により挿入時の違和感や嘔吐反射がある
- 鎮静剤使用時は当日の運転が不可
胃カメラ検査費用(健康保険3割負担の方)
※すべて税込表示です
胃内視鏡(検査のみ) | 約5,000円 |
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胃内視鏡検査+生体検査 | 約9,000円~13,000円 |
ピロリ菌検査費用 | +約1,500円 |
※詳しい費用につきましては、当院までお気軽にお問合せください。
※1割負担の方は上記の3分の1程度でお考えください
※経鼻・経口内視鏡とも上記金額です。